Our Activity nu.の活動について
宗教的な背景から皮革産業が盛んなバングラデシュは、アジア最貧国の一つです。経済的理由などで十分な教育が受けられず、文字の読み書きが難しい人が現在も多くいます。また、社会制度や地域のサポートが発展していないため、ハンディキャップを抱える人々のほとんどが仕事に就くことが難しく、またなんとか就労できたとしてもスキルアップや昇進の機会がない単純労働の仕事にしか就くことができません。そのため、目の前のことを考えることで精一杯となってしまい、自分の仕事に対して誇りを持つことは難しく、貧困からも抜け出せない状況に陥ってしまい、将来に希望を持てないケースがほとんどです。
nu.はこうしたバングラデシュの社会課題を根本から解決すべく、プロジェクトを開始しました。
私たち人類は、どの時代でも、どんな時でも、どんな国や地域でも、常に周囲と力を合わせて知恵を出し合い、文化を醸成し、街を繁栄させ、文化や歴史を刻んできました。
nu.は、そうした人類の歴史に学び、どんな境遇の人々も自身が生まれ育った地域で、希望や誇りを持って仕事に励み、自分と家族を支える収入を得ながら、安心してその地域で周囲の方々と明るい日々が過ごせる社会の実現を目指します。
Hiring 雇用
バングラデシュにおいて皮革産業は、大きな影響力を持つ一大産業です。しかし、労働者の雇用状況には数々の問題があり、改善の余地が多々あることも事実です。様々な要因により労働者の多くは不当な労働条件の下で働いており、低賃金と不安定な雇用形態が貧困を加速させているのです。労働者の安全な就労環境の確保に従事し、正当な収入や人権を尊重し、雇用の安定性を高め貧困の連鎖を断ち切るためにも、nu.では多くの雇用創出に尽力し、こうした問題の解決に日々向き合っています。
Education 教育・研修
バングラデシュの皮革産業に携わる労働者の職業訓練は、人々の地位や生活レベルの向上、貧困からの脱出の一助となります。これまで識字率の低さから難しいとされてきた職業訓練も、ITを活用したスキルアッププログラムを開発・導入することで、職人はこれまでより簡単に専門技術を身につけることが可能になり、より高い賃金を獲得できるようになります。nu.では、こうしたプログラムの開発・導入を進め、貧困からの脱出を支援します。
Independence 自立支援
教育水準が決して高いとは言えないバングラデシュでは、工場で単純労働に従事する労働者が多数存在しますが、健康状態などが理由で、工場までの移動が困難なため就労できないという人々も多く、貧困のひとつの原因となっています。nu.ではこうした人々に対し、その土地の伝統工芸品を産業にし、必要な機械の購入や貸出しなどの活動を通して、工場への就労が困難な人々に雇用機会を提供し、自立を支援する取り組みを進めています。